
【子育て】赤ちゃんの視覚発達と絵本選び。ミッフィーや原色が大好きな理由とは
赤ちゃん用の絵本というと、皆さんは何を思い浮かべますか?
私はまず、ディック・ブルーナのミッフィー(うさこちゃん)を思い出します。あの愛らしい絵を見れば、パッと頭に浮かぶ方も多いですよね。
ミッフィーの絵本には、キャラクターの可愛らしさに加えて、大きな特徴があります。それは、「太い線」と「原色」を使っていることです。
大人の中には、「色数の少ない原色はあまり好みではない」「もっとおしゃれな色合いが好き」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実はこの色使いこそが、赤ちゃんにとっては非常に大切な要素なのです。
おしゃれな靴より「原色の靴」?
以前、とてもおしゃれなお母さんが、こんな悩みを話してくれました。
可愛らしい娘さんに、グラデーションで茶色になるシックなピンク色の靴を履かせようとしたところ、すぐに脱いでしまって履いてくれないのだそうです。その代わりに娘さんが履きたがったのは、原色を使ったキャラクターの靴でした。
まだアニメのキャラクターを理解できる年齢ではなかったため、「おそらく色に注目しているのだろう」とお母さんはおっしゃっていました。実際、お菓子を選ぶときも、自然な色のクッキーより、原色の砂糖でコーティングされたものや、鮮やかな色のゼリーなどを好んで食べていたそうです。
赤ちゃんの「視覚の発達」と見えやすい色
これは単なる「好み」というよりも、赤ちゃんの目の見え方(視覚の発達)に深く関わっています。
月齢にもよりますが、生まれたばかりの赤ちゃんは、最初は色の区別がつきません。白と黒の明暗を認識したあと、徐々に色がわかるようになっていきますが、淡いパステルカラーはまだ見えにくく、暖色系の原色から先に見えるようになると言われています。
先ほどの女の子が原色の靴を履きたがったのも、シックなグラデーションの靴よりも「自分の目にハッキリと見える色」だったからなのでしょう。
ミッフィーの絵本が愛される理由
ここまで考えると、赤ちゃんがミッフィーの絵本を好む理由がわかりますよね。
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ハッキリとした太い線
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鮮やかな暖色系の原色
これらは大人の好みとは少し違うかもしれませんが、赤ちゃんにとっては「とてもよく見える」絵本なのです。そして、ハッキリと見えること自体が、赤ちゃんの脳へ良い刺激を与えてくれます。
大人の服の色も赤ちゃんへの刺激になる
暖色系の色がわかるようになっても、赤ちゃんは「こげ茶」や「紺」「灰色」といった暗い色の区別はまだつきません。もし周りの大人が毎日こうしたトーンの服ばかり着ていると、大人は毎日違う服を選んでいるつもりでも、赤ちゃんからは「毎日同じ色」に見えている可能性があります。
赤ちゃんは、以下のような順番で色を認識していくそうです。
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白・黒(明暗)
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赤、黄、緑、青
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オレンジ、紫
乳幼児に関わる大人の「服の色」は、実は赤ちゃんにとって大切な視覚情報のひとつです。日々の生活の中で、意識して明るい原色を取り入れてみるのも良いかもしれませんね。
赤ちゃんにとって、豊かな色の体験は脳を育む大切なステップです。ぜひ、色鮮やかな絵本やアイテムと一緒に、毎日の子育てを楽しんでみてください!