教育文化経営学院

大学院入試(教職大学院・教育学研究科)、大学編入、社会人入試、総合型選抜 対策予備校/通信制大学サポート校/小学校教員資格認定試験 対策予備校/卒業論文、修士論文、学術論文 執筆支援/教員免許状取得相談/法人向けセミナー・講座  お問い合わせは、E-mail: pedagogy@pedagogy-s.com まで。

職人

西岡常一、2003『木に学べ――法隆寺・薬師寺の美』小学館

最後の宮大工・西岡常一さんの本をまとめて読んできました。 西岡さんが「最後の」宮大工とされるのは、息子さんが跡を継がなかったということもありますが、それだけが理由ではありません。お弟子さんという意味では、小川三夫さんというお弟子さんがいらっ…

職人語録;丁寧に生きる。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「石橋を叩いて渡るということがあります。叩かないで渡らないというのもあります。それは人間、いろんな生き方があります。でも、近頃は叩きながら渡っているやつが多す…

職人語録;体をつくる。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「山の仕事は、まず三年です。三年で山を平らに歩けるようになりますが、そこまで続きません。若い連中は一年ももちませんからね。」(46頁) 「山を平らに歩く」という…

職人語録;掃除

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「掃除がきちんとできない奴は、ロクなもんじゃありません。ものをつくる人間は、まず掃除から修業すべきです」」(40頁) 掃除をさせれば、人柄がわかるといいます。 す…

職人語録㉞「働きに来ているんじゃない。修業に来ているんだ。」

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「お前さん、そこに座りなさい。お前さんは働きに来ているんじゃない。修業に来ているってことを忘れちゃいないかい?」」(40頁) 授業料を支払う消費者・お客様となっ…

学校での学びによる質の低下/消費者;サービスの授受関係

授業料を納める「学校」で学ぶことには、一つ、心配があります。 これは職人に限りません。 授業料として決まった金額を納め、教育サービスを提供する、という形の持つ課題です。金額が定まらない謝礼の場合には、それでも少しは、免れる面があるかもしれま…

職人になるための学校

徒弟制度で弟子をとる余裕が親方たちから無くなり、弟子たちも修業にはなじまないということで、徒弟制度における修業は、過去のものとなって久しいように思います。 宮大工でさえ、専門学校で学び、寺社系の工務店に「就職」ということになっているようです…

職人語録㉞給料を支払うか、授業料を徴収するか。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「労働基準法というのは徒弟制度を認めませんからね。修業中の弟子にも月給を払えというんですよ。月給払って働いてもらうんじゃありません。仕事を身につけて一本立ちし…

職人語録㉝「徒弟制度はヒトもつくってきたんだ」

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「徒弟制度の世界はモノもつくってきたけど、ヒトもつくってきたんだ」」(38頁) 職人さん、こう自信を持って言えるということ、すごいなあと思います。 いろいろな職人…

職人語録㉜「健康に気をつかっているやつに、いい仕事はできません。」

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「健康に気をつかっているやつに、いい仕事はできません。」」(32頁) 職人さんの声が聞こえてきます。 確かにそういうイメージ、ありますよね。 寝る時間になっても納…

職人語録㉛無常識――何もないの!

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「おまえは非常識なんていうもんじゃない。おまえは無常識! おまえは何もないの!」」(37頁) この親方の声も聞こえてきますね。 「無常識」。なんと適切な言葉でしょ…

職人語録㉚働きたいんだか休みたいんだか。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「近頃の若いやつは……。言いたかねェけど、働きてェんだか休みてェんだか、そこもわかんねェ。」」(35頁) 給料分、働きたいんですよね。 それを超えたら、働きたくない…

職人語録㉙余計なサービス;自分の仕事で人を納得させるということ。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「職人や芸人は、自分の仕事で人を納得させればいいんで、仕事以外に余計なサービスをすることはないんだ。近頃の職人や芸人には、余計なサービスで喰っている奴が増えて…

職人語録㉘「「何かすることありませんか」なんて言うな」

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「職人が<何かすることありませんか>なんて言うな、おまえ。すること探して、黙ってやってろ!」」(34頁) これもいいですね。 「何かすることありませんか」と尋ねた…

職人語録㉗「若いんだからしかたがないって、怒るのをやめちゃっちゃ、何のための年寄りだかわからないよ。」

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「若いんだからしかたがないって、怒るのをやめちゃっちゃ、何のための年寄りだかわからないよ。怒ってなきゃダメだよ、年寄りは。」」(33頁) これも声が聞こえてきま…

職人語録㉖何もできなくっていいから……

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。「「おい、若ェの!何もできなくっていいから、せめて、元気のいい返事ができねェか。」」(33頁) これも職人さんの声が聞こえてきますよね。 pedagogy-s.hatenablog.com

職人語録㉕生活はしやすくなったけれど、暮らしはしにくくなっている。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「たしかにオレたち職人も生活はしやすくなったよ。/でも暮らしはしにくくなっているからね。」」(31-32頁) 本当に名言だと思います。 日々の暮らしはしにくくなってい…

職人語録㉔一点ものの仕事――2つ作って、一つは手元に残しておく。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「職人の仕事を支える職人の道具をつくっている職人が、滅びつつあるんです。」」(30頁) 「「職人はいるんですよ。職人の使う道具や材料がなくなっている現場のほうが…

職人語録㉓残らない仕事――着物のしみ抜き職人

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「残らない職人の仕事ってのもあるんですよ。えェ、私の仕事は一つも残ってません。着物のしみ抜きをやってます。着物のしみをきれいに抜いて、仕事の跡が残らないように…

職人語録㉒職人の仕事は「進歩しちゃいけない」。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「職人の仕事なんていうものは進歩はない。進歩しちゃいけない。道具でも何でも、昔からのものを使ってんのが、いちばんいい仕事ができます。」」(24-25頁) 道具が「進…

職人語録㉑「着る」と「きこなす」。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「着物を着ることなら誰でもできます。着物をきこなすのは、誰でもというわけにはいきませんね。」」(23頁) これはおそらく、私には、もう無理でしょう……。 残念な一生…

職人語録⑳道具は貸すな。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「彫り三年、研ぎ四年。女房貸しても砥石は貸すなって教えられました。」」(22頁) 鑿といった道具そのものはもちろんのこと、その道具を整えるための砥石はそれ以上に…

職人語録⑲カンナ屑の長さ。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「カンナひきますわな。そのカンナ屑が板より長くなると、ちょっと腕がよくなったというか……」」(21頁) 大工さんの台詞です。 カンナ屑が板よりも長くなるということが…

職人語録⑱将棋盤や碁盤は榧の木

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「将棋盤や碁盤は、やっぱり榧(かや)の木がいいですね。長時間、指しても、打っても、肩が凝りません。」」(19頁) 木は、種類が違うと全く違うそうですね。 同じ種で…

職人語録⑰職人の周辺から職人がいなくなる。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「墨の職人が煤を洗い落すのに、どんな洗剤よりも鶯の糞がいちばんです。その鶯が農薬のせいですっかり減ってしまいました。虫がいないと、鳥もいなくなりますからね。」…

職人語録⑯微妙な違い

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「板前ですから言葉がおかしいかもしれないけれど、魚を仮死状態にして、死語硬直がはじまる直前に、喰っている餌が良いと、その餌の味も滲み出てくるんです。海老の活き…

職人語録⑮「食べて美味しい」と「喰って旨い」

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「食べて美味しいものは簡単につくれます。喰って旨いものとなると年季がかかります」」(13頁) 板前さんの台詞だそうです。 食べもの以外でも言えそうですね。 pedagog…

職人語録⑭「あんまり勉強すると、バカになっちゃうぞ」

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「コラッ!あんまり勉強すると、バカになっちゃうぞ」」(12頁) 養老孟司さんの『スルメを見てイカがわかるか!』(KADOKAWA、2003年)にも、似たようなことが書かれて…

職人語録⑬その子に合った「生き方」

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「頭の悪いガキをつかまえて、頭を良くしようとするから、世の中無理がいく。頭の悪いガキには、それなりの生き方を探してやるのが大人の責任じゃねェのかねェ。いいんだ…

職人語録⑫子どもは親の(「言う」とおりではなく)「する」とおりに育つ。

永六輔さんの『職人』(岩波書店、1996年)から、職人さんの言葉を紹介しています。 「「子供は親の言うとおりに育つものじゃない。親のするとおりに育つんだ」」(10頁) 「「躾ってものは、ガキのうちに、やっていいことと、やっちゃいけないことを、体で…